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年の瀬もせまりだんだんと寒さ厳しい季節です。
お寺の年の瀬といえば「除夜の鐘」ですよね。
海眼寺でも除夜の鐘をつきます。
えっ、海眼寺には鐘がないだろうって?
山門のうえに鐘があるというのは、ちょっとめずらしいかたちなんです。
山門の真下から上をながめるとこんな感じ。

ちなみにこの山門は嘉永6(1853)年に建てられた、海眼寺で一番古い建物です。嘉永6年といったらペリーさんが黒船に乗ってやってきた年です。鐘そのものは戦争中に供出したので戦後作り直されました。

除夜の鐘は今年も大晦日11時45分ぐらいからひっそりとスタートです。

例年お参りの方は多くないので、お越しいただいた方は全員必ず鐘がつけます。しかも何回でも。煩悩が多い方は是非どうぞ。檀家さんでも除夜の鐘をやっていることをご存じの方は少ないので間違いなく穴場です。

寺町の各寺院でいろいろ行事がありますので、初もうで前にお寺巡りしてはいかがでしょうか。

 過日、海眼寺に修行僧さんが三名お見えになりました。
年に一回福知山に来て、まちなかや各集落を托鉢(たくはつ)して歩きます。今回は海眼寺で休息のために立ち寄られました。
藍染めの木綿衣にワラジです。古風です。
先頭の方から修行九年目、三年目、二年目だそうです。衣の色落ちの具合で修行の年数がわかりますね。
休憩を終えてまた托鉢に出発。
「ホーーッ」と大きな声を出して托鉢に来たことを知らせます。京都市内ではよく見かける修行風景です。もし大きな声が聞こえたら、少額でも結構ですから試しにお布施してみましょう。怖がらなくても大丈夫ですよ!

 七夕のころになると、どこのお寺でもお盆の準備がはじまります。そして檀家さんから増える問い合わせが

「お盆って何をすればいいのでしょうか?」

という質問です。とくに初盆を迎えるかたは不安になるみたいです。

【基本の事前準備篇】
  • まず仏壇を掃除してください。
 よく仏壇が物置になってお位牌も見えなくなっているお宅を目にしますが、それだとご先祖さまが帰ってこれませんので(あるいは怒って帰ってこないかも)必要なもの以外はしまって掃除しましょう。
仏壇に必要なのは、

「お花・お線香・ローソク・お供え(お菓子とか果物とか)・お水」

スペースが狭いなどの理由でこれが無理なら、ご先祖さまに値切ってもらって

「お花・お線香・ローソク」

だけでもよいでしょう。ホコリやゴミもぬぐって、枯れているお花や古くなっているお供えも替えてあげましょう。


  • お墓を掃除してください。
 この時期のお墓は草が生え放題です。しばらくお墓にお参りしていないかたは、お墓に草が生えてとんでもないことになっている可能性が! お花も暑さで三日もすれば枯れてしまいがちです。お墓をこまめに管理するのは本当に大変ですが、お盆の勤めとおもっていただいて、できるだけお墓を掃除してあげてください。遠方のかたは墓地の管理者などに相談してもいいでしょう。





【だんだんややこしくなる応用篇】
 基本篇だけでも十分ですが、実際のお盆にはいろいろな行事やしきたりがあります。仏教に由来する行事もあれば地方の習慣みたいなのもあります。本当はすごくいろいろなバリエーションがあるのですが、ここではごく有名なものをご紹介します。

  • 棚経まわり
 あなたがどこかのお寺の檀家さんなら、菩提寺のお坊さんがお盆の棚経まいりに来る場合があります。海眼寺でも近隣の檀家さんのお宅を伺ってお参りします。お坊さんが来たときに困らないように仏壇を掃除しておきましょう。
 都合の悪い日時があればお寺に相談してもいいですが、この時期のお坊さんは信じられないぐらい忙しいので!ご希望に添えない場合もありますのでその点ご了承ください。


  • 精霊棚(盆棚)
 伝統的なお盆のお祀りのしかたに「精霊棚(盆棚)」というものがあります。これはお盆のときだけお位牌を仏壇から出して、特別にご先祖さまをお迎えする棚を設けてお祀りするというものです。やり方はいろいろありますが、
関東以西ではだいたいこんなかんじでしょうか。精霊棚のお供え物は地方によってだいぶちがうので、一概にこれが正しいといえません。ただし最近では精霊棚を設けるご家庭も少なくなって、仏壇の前にお盆のお供えをするかたちで代用する場合がほとんどです。もしご自宅に余裕がある場合は精霊棚を作ってみると、グッとお盆っぽくなりお参りに来たお坊さんも気合いが入ることでしょう(笑)

  • 初盆
 あなたに今年はじめてお盆を迎える故人がある場合は、初盆(はつぼん/しんぼん/にいぼん)ということになります。これも地方やそれぞれのお寺によってやり方がまったく違いますので、菩提寺に確認してください。海眼寺の場合は新盆を迎えられたご家族のみなさんを8月17日にお招きして「お施餓鬼」という法要をします。海眼寺の場合、初盆の行事としてはこれだけです(初盆でも棚経はふつうにお参りします)。
 親類や地域のひとを招いて初盆の大きな法事をするところもあれば、有名な長崎の精霊流しのように、とんでもなくにぎやかなお祀りもあります。お盆のお祀りのしかたは見聞きすればするほどいろいろあって、一概にこれが正しいとはいえませんね。


お盆といいますと「ご先祖様の御霊がお還りになる」などと申しますが、仏教で云うところでは、お盆の法要にはふたつの供養がございます。


  • 盂蘭盆会(うらぼんえ)
お釈迦さまの弟子の中でも「神通第一(特にすぐれた神通力を持ったもの)」と称えられた目連(もくれん)という方が、その神通力で地獄を見通してみると、亡くなったわが母が餓鬼道に堕ち、哀れな姿となっているのを見つけます。
驚き悲しんだ目連は、ご飯を鉢に盛って供養しようとしますが、ご飯はたちまち火炎となって食べることができません。困った目連はお釈迦さまに相談します。
するとお釈迦さまは「仏様や僧たちがつどう(旧暦)七月十五日にごちそうをお供えし、供養を頼みなさい。そうすればいまは亡き母上は餓鬼道から救われるでしょう」と説かれました。そのとおりにすると、餓鬼道に堕ちた母は救われました。このことは『盂蘭盆経』というお経のなかで説かれています。


  • 施餓鬼会(せがきえ)
お釈迦さまの弟子の中でも「多聞第一(お釈迦さまの説法をよく聴き理解したもの)」と称えられた阿難(あなん)という方が修行していると、焔口餓鬼(えんくがき・口から炎を吐く餓鬼)が現れ、「お前も三日後には死に、われらと同じように餓鬼に堕ちるだろう」と予言します。どうすればそれを逃れることができるのか阿難が問うと、餓鬼は「わたしのために供養すれば、おまえの福徳も伸びるだろう」と答えます。
驚いた阿難がお釈迦さまに相談すると、お釈迦さまは施食の方法を教えました。阿難がそのとおりに餓鬼、そして生きとし生けるすべてのものために施し供養すると、餓鬼は天に昇り阿難の福徳もより増しました。このことは『救抜焔口餓鬼陀羅尼経』などのお経に説かれています。



このようにお盆の法要には「盂蘭盆会」と「施餓鬼会」というふたつの意味があり、これら仏教的な儀式がご先祖さまを想う古来からの信仰とあいまって、いわゆる現在の「お盆の行事」になったと考えられています。したがってお盆とひとくちに云いましても、各地で精霊流しや盆踊りなど、多種多様な風習・儀式が行われています。各家でもいろいろな習慣がおありでしょう。



  • 海眼寺の盆行事
海眼寺のお盆法要では、本堂の縁側に「施餓鬼棚」を設けお米とお水を手向けて供養いたします。またお盆の時期には檀家各家を廻ってお盆の読経をする「棚経」を行っています。


天田郡西国三十三ヶ所巡りの本ができました。
海眼寺の観音さまは第2番ですよ。

京都丹波 里山の仏を歩く 〜天田郡西国三十三カ所めぐり〜

定価 1,470円(税込)です。アマゾンでも買えますよ。
ちなみに海眼寺の観音さまは非公開なので拝観をお断りしていますが、観音堂は24時間いつでもお参りできます。
日ごろはできるだけ御朱印を受け付けられるように準備していますが、書き手がいない場合は申し訳ありませんが、御朱印をお断りする場合があります。
観音堂の前には「びんずるさん」がいらっしゃいます。
なで仏さんなので、なでるとたぶんご利益がありますよ。
ちなみにびんずるさんのエプロンが最近もっとかわいいやつに新しくなりました。
あと、海眼寺のびんずるさんは、なぜかうちでは「ハラダさん」と呼ばれています。びんずるさんは中国語では「賓頭盧頗羅堕(ビンドラハラダ)」だから、そこからきてるんでしょうけど……ハラダさんってどうしても原田さんって感じになっちゃうんですけど。


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